北京大学プライベート・エクイティ(PE)第一回年度大会が開催された。席上、中央銀行である中国人民銀行の易綱(イー・ガン)副総裁は二〇〇九年
のGDP成長率は八%か、それをやや上回る水準になるとの見通しを示した。
二〇〇七年まで五年連続で二桁成長を続けていた中国だが、世界的な経済危機のあおりを受け二〇〇八年は一桁台に転落する見通しとなっている。二〇〇九年はさらに深刻化すると見られており、中国は雇用確保のために必要と見られる年八%の成長を割り込む可能性まで指摘されている。
易副総裁は二〇〇八年九月から中国では猛烈な在庫調整が起きていると指摘した。特に工業原料の輸入などが急速に減少しているという。そのためGDPに占める貿易額の割合は一五から二〇%まで低下しているが、GDPに占める貿易依存度が低下した以上、成長率を決める主要要因は内需になると話し、政府が発表した四兆元(約五十二兆三千億円)の景気刺激策のうち約半分が二〇〇九年中に執行される見通しであること、同年第二四半期には調整が一段落することから、経済成長は八%かそれをやや上回る水準になるとの楽観的な予測を示した。 |