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誰が先に危機を脱するのか。この問いはきっと、世界中の関心を集めるに違いない。銀河証券の首席エコノミストを務める左小蕾氏はこのほど、この問いにずばり答える文章を本紙に特別寄稿してくれた。左氏は、「欧米などの先進
国に先立って経済回復を実現するのは中国だ」とし、その根拠として次の三点を挙げた。
第一に、中国には豊かな実体経済の土台がある。経済の回復とは「実体経済」の回復であり、「仮想経済」をどうにかすればいいというものではない。中国は長い間、従来型の実体経済の発展に尽力し、世界の「製造業の中心」や「世界の工場」として発展してきた。さらに、中国製造業の国際分業の役割は、最も基礎的な低中級製品の製造にある。
金融危機による収入の大幅な低下により、購買力は大きく縮小している。収入の変化は価格の安い商品の需要に敏感に反映する。人々の基本的な生活需要は必要なものだからだ。そのため、金融危機は低中級製品の需要を安定させることになる。
さらに重要なのは、今回の経済の急変を経験したことで、外需に頼る中国の成長モデルの脆弱さに対する認識が深まったことだ。内需を全面的に引っ張り、経済の大幅な下降を防止し、経済成長の回復を促すことは、すでに共通認識となっている。
第二に、総量の面から言えば、中国は豊かな財政の実力を備えている。中国経済のここ数年の急速成長は、財政収入の安定的増加をもたらし、国家の経済的実力は不断に高まってきた。このことは、民生問題の解決や消費増加の促進、経済成長の牽引(けんいん)のための政府による増資に対し、経済的実力の裏付けを与えている。
また、中国には、貯蓄率の高さという民間資源がある。中国の貯蓄率は四〇%以上の高いレベルを保ってきた。巨大な貯蓄があるということは、危機の時期にある現在、動かすことのできる十分な民間の投資資金があることを意味する。巨大な民間の貯蓄は、経済の回復を推進する力強い後ろ盾となりうる。
第三に、中国には安定した金融システムがある。中国は数年前、金融システムの大規模な整備と改革を実施した。全面的な制度建設と相対的に閉鎖的で保守的な現実は、中国の金融業が危機によって受けた打撃を比較的小さいものとした。中国の安定した金融環境は、安定した金融サービスの提供を保証すると同時に、金融危機からの経済回復を促すための貨幣政策に大きな実施の余地を与え、柔軟なマクロ調整政策を可能にしている。 |