中国商務部の姚堅スポークスマンは十六日、中国への一月の外国直接投資額( FD I ) が実行ベースで前年同月比三二・六七% 減の七十五億四千百万米ドルとなったと発表した。FDIの減少は二〇〇八年十月以降、四カ月連続。減少幅は前月の五・七三%から大幅に拡大した。
FDIの減少について姚スポークスマンは、世界的な金融危機に加え、比較対象となる前年同月の数値が高かったこと、一月下旬の春節(旧正月)に伴う大型連休で営業日が少なかったことが影響したと説明。その上で、一月の実績は二〇〇八年の月間平均でる七十六億九千九百万米ドルの水準を維持しており、また金融危機が発生した二〇〇八年九月以降の月間平均である六十一億六千六百万米ドルを上回ったことを強調した。
アナリストの間でも楽観的な見方がある。宏源証券のマクロ経済アナリストである陳夢根氏によれば、外国の対中投資の減少は、世界経済の低迷で外国企業の資金繰りが細っていることや、国内景気の減速で企業の収益力が弱り、対中投資の魅力が減退していることが要因。内需刺激を柱とした中国政府の景気対策や法整備が進めば、FDIは二〇〇九年、回復に向かうことが予想される。 |