伊藤忠商事(東京都港区)と、中国の大手企業グループである杉杉集団有限公司は浙江省寧波市で十六日、資本提携を記念する式典を開催した。
二社は先月、杉杉集団が伊藤忠商事に対し新株を発行することで合意。伊藤忠商事が二五%、伊藤忠商事の中国現地法人である伊藤忠(中国)集団有限公司が三%を引き受け、伊藤忠商事は杉杉集団の第二の株主となる。
出資額は明らかにされていないが、杉杉集団の鄭永鋼董事長によれば、新株は時価総額ではなく、簿価を基準に発行するため、発行価格は現株価を下回る。関係筋によれば、杉杉集団の簿価で計算すると、約七億元(百億円)の出資となる見通し。
杉杉集団は繊維事業を起源とし、現在は資源・エネルギー、電子部品、食糧、金融、不動産へ事業カテゴリーを拡大中の中国有数の複合企業グループ。伊藤忠商事は杉杉集団を持分法適用会社とすることで、杉杉集団の経営に直接参画し、中国での戦略展開を加速させる。
双方は、三年後に提携の成果が見られないと判断した場合は、伊藤忠商事が取得時の価格で株式を返還することでも合意した。
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