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国際金融界の大物と称されるジョージ・ソロス氏は三月三十一日、ロンドン経済政治学院(LSE)でスピーチを行い、「国際金融危機の影響を押しとどめるのに中国の体制は有利に働いている。中国は、世界に影響を与えている危機からいち早く脱し、さらに強大化していくことだろう」との見方を示した。
ソロス氏によると、国際金融市場から実体経済に広がりつつある今回の危機は、中国にも打撃を与えている。なかでも輸出面での打撃は深刻だ。だが中国の現行の体制、とりわけ銀行に対する政府の効果的なコントロールは、今回のような金融危機による被害を防ぐのに役立っている。
ソロス氏はまた、中国政府の打ち出した経済刺激策を積極的に評価し、銀行の貸し付けも大きく増え、株式市場も復調しているとの見方を示した。ソロス氏はさらに、「中国は今回の金融危機の勝ち組となるだろう」と語った。
ソロス氏はG20金融サミットについて、「今回のサミットの意義は重大だ」と期待を示した。サミットでは、さらなる危機対応についての一般的な共通認識が達成されるだけではなく、国際金融市場の安定化に向けた土台が固められることになる。金融危機で打撃を受けた周辺国を支援するための具体的な措置も取られると見込む。
ソロス氏によると、サミット参加各方面は国際通貨基金(IMF)への増資を行うことになり、運用可能な資金は少なくとも倍増する見込みだ。 |