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世界経済危機の広がりを受けて、世界の自動車メーカー各社は拡張計画の中止・延期・凍結を決めている。だが日本の三菱自動車はこのほど、三菱グループが世界各地に約200店舗を展開する三菱商事と協力し、30億円の資金を投じて新たな販売会社を中国に設立した。中国での事業をさらに拡大していく狙いだ。
三菱汽車(中国)の小西正秀・董事長は取材中に、「中国の自動車市場は今年第1四半期に世界トップとなった。だが1000人あたりの自動車保有量は、世界平均が100台以上なのに対し、中国では十数台に過ぎない。中国には、巨大な潜在的購入層が依然として存在している」と指摘した。
小西董事長によると、中国の潜在的購入層のほとんどは、日本や欧米とは異なり、買い替えではなく初購入の顧客だ。また中国の消費者の多くは現金払いで、ローンをあまり使わない。このことから、中国の自動車市場は日本や欧米のように低迷することはなく、「2008年には1000万台、2010年には1200万台、2015年には1600万台」という金融危機前に出された販売予測台数は1-2年遅れたとしても最終的には実現される見込みだ。
小西董事長によると、輸入車を購入する中国人にとって、自動車はただの移動ツールではなく、急速に変化する中国の生活方式の価値観を表すものでもある。三菱自動車は今後、走行性・安全性・環境性にすぐれているだけでなく、デザイン性が高く躍動感にあふれた自動車を、中国の消費者に提供していく構えだ。
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