中国国営の新華社は6月5日、中国政府が外貨準備で国際通貨基金(IMF)の発行する債券を最大500億ドル(約4兆9000億円)購入すると伝えた。債券はIMFの準備資産であるSDR(特別引き出し権)建てになる見通し。IMF債の購入を通じて、ドルに偏った外貨準備の運用を多様化する狙いもある。
金融危機で途上国支援の資金が足りなくなっているIMFは、先月27日に創設以来初めて債券を発行すると発表した。既にロシアが最大100億ドル分を購入する考えを表明。「購入を検討する」としてきた中国は今回、具体的な購入額を明らかにした。
SDRはドル、ユーロ、円、英ポンドの4通貨で構成する合成通貨単位。IMFが金やドルなどを補完する二次的な準備資産として1969年に創設した。中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は3月、SDRをドルに代わる基軸通貨に育てる構想を発表。ドルの信認が揺らぐ中で、にわかに注目を集めてい
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