中国の陳徳銘商務相は6月2日、日本製品の買い付けを目的とする中国企業の訪日団を組織するかどうかについて「中国の対日貿易は大幅な赤字だ」と述べ、必要性は乏しいとの認識を示した。中国商務省は今年、中国の貿易黒字を批判する米欧に「買い付け団」を派遣、巨額の商談をまとめて話題になったが、日本は別扱いのようだ。
6月7日に東京で開かれた閣僚級の日中ハイレベル経済対話を前に日中メディアと会見して語った。
商務相によると、2008年の中国の対日貿易赤字は340億ドル。「大幅な赤字でも、中国は日本に貿易不均衡の是正を極力求めてこなかった。むしろ先端技術の対中輸出を拡大するよう望んできた」とし、巨大な対中貿易赤字を抱える米欧と日本は違うとの立場を強調した。
陳商務相は今年2月、中国企業を率いて英国など欧州4カ国を訪問。欧州企業から約130億ドルの製品を購入する契約を結んだ。その後、米国や台湾にも同様の訪問団を派遣している。 |