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先月台湾で宝くじの特賞に当選した人がいます。なんとその賞金は9億台湾ドル(約25億円)!このニュースを見て、当社でどれだけの法律顧問と会計監査を行えば、この9億元という金額になるのか、ちょっと考えたりしました。
ここで思い出したのが中国のあるご年配の方に伺った「一に命、二に運、三に風水、四に善行、五に勉強」という人生の哲学です。この哲学を今回当選した台湾人に当てはめてみると、ある道理にかないます。まず、この人は毎月いくらかの寄付をするなど常に善いことをしていたそうです。次にこの人は敬虔な人で、土地の神様をまつる廟を通るたびにお祈りをしていたそうです。また勉強熱心でもあり、『ザ・シークレット(中国語名:秘密)』という本を読み、書いてあった方法で宝くじに当選する祈祷文を書いていたそうです。
この人は、もともと定められた運が良いというわけではなく、また運を天に任せたのでもありません。善いことをして徳を積み、多くの本を読んで知恵をつけたのです。なるほど、宝くじに当選するのにもこのような努力が要るのですね、と感心しました。
ある輸出業者さんが受注がいまだ増えないと当社に相談しにきました。マスコミなどで言われているような景気回復も感じられず、どうやって生き延びたらいいか困っていました。このような時、私はいつも先ほどの哲学で、悩みを抱えるお客様を励まします。もし景気の良い時に受注が他社に取られてしまったら、悲しまなければなりません。その会社は本当に危ないからです。しかし、不景気で業界全体で受注が無い状況なのであったら、どんなに営業の努力をしても、無い注文は無いのです。
では何もせず景気の回復を待てばいいのでしょうか。私たちは金融危機という運命から逃げられません。しかし、何かできることがあるはずです。受注が減ったら、この機会を利用して「善行」、あるいは「勉強」ができないでしょうか。会社にとって「善行」とは、この機会を利用して会社の財務・生産・組織・管理などを全面的に改善することです。また、会社での「勉強」とは、研究開発や人材研修に力を入れて、次世代製品の開発や人材育成を積極的に行うことです。この金融危機はライバルを超える良いチャンスです。受注状況にうろたえることなく、次の景気回復まで善行と勉強をしようではありませんか。運命を受け入れるということは、ある人にとっては何もしないで待つことかもしれませんが、ある人にとっては事実を把握して積極的に新たなスタートを切ることです。カギとなるのは私たちが後者になるかどうかです。
景気の行く末は誰にも分からないことです。受注が増えなくても焦らないでください。今すべきことは次の景気回復に向けての努力です。
もう一つ、お忘れなく。次に宝くじを買うときは運に任せてしまうのではなく、努力もなさってください!
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