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各方面の期待を集めていた対外貿易における人民元建て決済のテスト事業が7月6日、全国に先駆けて上海市でスタートした。これにより、人民元が国際貿易の決済に占める地位が勘定通貨から決済通貨に上昇し、中国の対外貿易における人民元建て決済業務が実質的な運営の段階に入ったことになる。
テスト事業のスタート式典では、上海市にある企業3社ーー上海電気集団株式有限公司、上海絲綢集団株式有限公司、上海環宇進出口有限公司と各社の香港、インドネシアの貿易パートナーとが、人民元建てでの対外貿易決済に関する合意書に初めて調印した。中国銀行上海支店と中国交通銀行上海支店はそれぞれ、大陸部企業の香港への輸出業務で、香港から中国銀行香港支店を経由して大陸部に送金された人民元建て代金を初めて受理し、国境貿易での輸入に伴う人民元建て代金送金業務も初めて行われた。輸出業務の決済額は合計1393万元、輸入業務の決済額は30万元に上り、いずれも順調に行われた。中国人民銀行(中央銀行)の代表はこれを受けて、対外貿易における人民元建て決済テスト事業が正式にスタートしたことを確認し、その旨を宣言した。
スタート式典の後、中国銀行上海支店とスタンダードチャータード銀行、マレーシアのメイバンクなどの海外11行の海外代理銀行とが、「人民元建て貿易決済合意書」に調印し、人民元建て決済用の口座を開設した。また中国銀行の海外17支店向けに人民元建て決済口座を開設した。交通銀行の海外支店の一部は、すでに域内の支店に銀行間取引用の人民元建て口座を開設し、海外行8行の海外代理銀行でも銀行間取引用人民元建て口座を開設している。
中国銀行上海支店は上海電気集団、振華重工などの企業数十社と「対外貿易における人民元建て決済の企業サービスプラン」に調印した。中国銀行はこれらの企業に、輸出入手形の発行、送金や受け取りといった対外貿易における各種サービスを人民元建てで提供する。テスト事業の対象製品はさまざまで、大口製品である特殊鋼材、化学工業製品、機械設備なども含まれる。
香港上海銀行(HSBC)と招商銀行も同日、対外貿易の人民元建て決済業務をスタートした。 |