| 中国国家発展改革委員会が7月10日発表した6月の主要70都市の不動産販売価格は前年同月に比べ0.2%上昇し、昨年11月以来7カ月ぶりにプラスに転じた。景気回復期待で実需の買いが膨らんでいるうえ、一段の値上がりを見込んだ投機資金も流入し、一部ではバブルの懸念が浮上している。
6月の価格を都市別にみると、甘粛省蘭州が4.4%上昇したほか、青海省西寧と寧夏回族自治区銀川がともに3.8%上がるなど、中西部地域で上昇幅が大きかった。4兆元(約54兆円)の景気刺激策の効果で、実需が膨らんでいることが背景にあるとみられる。一時15%超下げていた深センも1.6%の下げにとどまり、下げ幅は急速に縮小している。
投機資金も大量に流れ込んでいるとの見方が多い。中国人民銀行(中央銀行)が銀行に融資拡大を促す行政指導を強めた結果、1~6月の人民元融資の増加額は7兆3667億元(約101兆円)に達した。すでに昨年通年の1.5倍の規模で、余った資金の一部が不動産市場に向かっているとみられる。
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