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新映画紹介
あなたの血液、
油分が多すぎませんか?

脳卒中や心筋梗塞に注意!
文/趙正明

心臓基金会が今年3月に台北、台中、高雄の三大都市圏で800名近くの一般人を対象に実施した血中脂質検査の公表結果によると、5割の女性の総コレステロール値が危険値にあり、そのうち20〜30歳の被検者の中には、すでに血中脂質に異常が表れている者も多く、血中脂質の異常は何も男性に特有の問題ではないことが明らかに示されている。

最近、人気のあるテレビCMがある。このCMでは男が暴飲暴食をしており、その背中にはプクプク太った妙な女をおぶっている。それから、その女がこう言う。「接待で暴飲暴食するのはしょうがないよ。あきらめてあんたに一生付き合うからさ。あたしの名前はコレステロール……」。本当に恐ろしくなるCMだ。

人々の所得の向上と食生活の西洋化により、多くの人が油脂類食物の摂取が過剰になり、そのため体内のコレステロール値が高くなりすぎている。心臓基金会が今年3月、台北、台中、高雄の三大都市圏で800名近くの一般人を対象に実施した血中脂質検査の公表結果によると、5割の女性の総コレステロール値が危険値にあり、そのうち20~30歳の被検者の中には、すでに血中脂質に異常が表れている者も多く、血中脂質異常は何も男性に特有の問題ではなく、しかも状況は予想されていたよりも深刻であることが明らかになっている。

血中脂肪異常 決して男性の専売特許ではない
本調査は心臓基金会が台北、台中、高雄地区の一般人を対象に無料で行った血中脂質検査であり、それと同時にアンケート調査も行われた。もし、総コレステロール値240mg/dl以上を危険値とするならば、5割以上の女性と3分の2の男性が基準を超過しており、しかも血中脂質の比率が高く、加齢にともなって急激に上昇している。20-29歳では18.2%の総コレステロール値が危険値を超えているのが、30-39歳では31%に増え、40-49歳では46%、50歳以上でもその割合は年齢を追って上昇し、80歳では66%に達している。心臓基金会の副執行長にして、台湾大学病院・雲林分院の副委員長である黄瑞仁氏は、人々の食生活が西洋化するのにともない、ほとんど毎回の食事に油で揚げた食べ物があり、さらに運動不足も加わり、多くの成人のコレステロール値が過剰になるという現象が生じている。若い女性2~3割の血中脂肪が異常になっているのは、現代の仕事を持つ女性の多くが外食を主としているが、その市販の弁当は油脂量が多すぎること、あるいは休日に子どもをつれて西洋式ファーストフードを食べにいき、子どもが食べ残したフライドポテトが母親の胃袋に納まっていることが、若年での高脂血症につながっていると考えられる。

見えない脅威明確な症状がない
黄瑞仁氏によると、高脂血症には明確な初期症状がないため、人々はこれに対する危機感が不足し、さらに血中脂質には総コレステロール値、トリグリセリド(中性脂肪)、高比重リポタンパク(HDL)、低比重リポタンパク(LDL)の4項目の指標があり、各数値の示す意味を理解するのは一般人には難しく、血圧を測るように単純明快というわけにはいかないのだという。心筋梗塞や脳卒中になって初めて、血中脂質が200mg/dlや300mg/dlにもなっていることに気付いて驚く人も多く、人々の高脂血症に対する自己管理が、理想には程遠い実態が明らかになっている。

多くの人々のコレステロール値が高すぎるという状況は、人々の献血血液から検出される油分が多すぎるという結果からも反映されている。血液基金会の統計によると、台湾全土の献血者群のうち、乳糜血が検出された割合が、一時は5%にのぼり、たとえば台北献血センターの場合、全献血に使用することのできない血液パックは2万~3万パックにもなった。その中には20-30歳の若年者のものも多く含まれている。

献血血液の油分が過多 直接輸血に使用不可能
血液基金会の説明によると、乳糜血とは血液中に含まれる中性脂肪(トリグリセリド)が高すぎるために、採取した血液が沈殿、静置、または冷蔵したときに、カイロミクロン濃度の上昇と超低比重リポタンパク(VLDL)の凝集が起こり、本来は薄黄色の血しょうが乳白色になることを言う。こうした血液を直接患者の体内に輸血することはできず、できるのはせいぜい特殊な処理を施して血小板または赤血球を分離して利用することぐらいだが、冬休みや夏休みの期間中に輸血用血液の不足が頻発している台湾では、これはもったいない話である。

台北栄民総病院心臓内科の陳肇文主治医師によると、人々の血中脂質異常の比率が高いにもかかわらず、治療を受けようとする人の割合は低い状況から考えて、とりわけすでに心臓血管病を抱えている者で、低比重リポタンパクの値を医学界が推奨する100 mg/dl以下に抑えることができているのは、患者全体の約5分の1に過ぎず、糖尿病患者にいたっては治療目標を達成することができているのはわずか7.3%に過ぎないと述べているが、これは深刻に受け止める必要があるだろう。

血中脂肪が上昇 心臓血管病患者が急増
台湾血中脂肪・動脈硬化学界の理事長を兼任する陳肇文氏によると、欧米で行われた大規模な感染症調査と先進的な臨床研究から、血液中の総コレステロール値が1mg/dl上昇するごとに、冠状動脈心臓病の罹患率が2%増加し、反対に血中脂肪を20mg/dl低下させることができれば、心臓血管病の突然発作発生率を半分に低下させられることが発見されたという。したがって黄瑞仁氏は、血中脂質異常は心臓血管病の重大な危険要因であり、人々は定期健康診断を受ける際、血圧や血糖値の高低を重く見るだけでなく、血中脂肪の検査も受けるべきだと注意を促している。特に男性は45歳、女性は55歳になった喫煙者、あるいは高血圧や糖尿病の患者は、血中脂質のコントロールや治療に常に気を配り、運動を多く行わなければ、コレステロールが血管壁に蓄積して動脈硬化が起き、それは脳卒中や心筋梗塞の原因となってしまう。

豚もも肉の摂食を減らし 油分を少なく、食物繊維を多く摂る
中央研究院生物医学研究所の潘文涵研究員は、高脂血症を予防するためには、豚もも肉、動物の内臓やエビ、カニ、スルメイカなどの海鮮物のようなコレステロールを多く含む食物の摂取を減らし、また食用油についてはサラダ油やラードの使用量を極力減らしてオリーブ油やヒマワリ油に切り換え、食物繊維を多く含む野菜や果物を多く摂るようにすれば、血液中へのコレステロールの蓄積を低減することができると提案している。
( 訳/上海携達翻訳会社 西村伸宏 )

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