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社長の話
占い師・大前研一
フレンドリーグループ 代表取締役 劉芳榮

大前研一氏は将来の情勢を占う専門家で、国際政治、特に中国経済の研究で有名です。もともと私はこのような方とは全く関係もなく、この方にあやかろうと考えたこともありません。ただ最近、大前氏は台湾で取材を受けた際に、中国にある台湾企業のような外資系企業は、企業の買収にせよ自力での上場などの方法をとるにせよ、中国の市場で地位を築く唯一の方法は中国資本市場でのブランド力を高めることだと述べています。

もしあなたがこの話に聞き覚えがないとすれば、『昴』を何かの敷物になさっていませんか。大前氏の話は全て私がすでに書いていることと同じです。しかも一度だけのことではありません。

ある台湾の電子メーカーの董事長が大前氏の報道を見て、私の所へ訪れて来ました。中国市場では膨大な広告費を使っても足りることはないので、これまで広告に当てていた費用の一部を中国での上場準備にあて、上場によりブランド力を高めて中国でのシェアを上げようとのお考えでした。実際、台湾企業だけではなく、中国の内需市場に進出しようとしている日系企業にもブランド力がなければ中国市場進出はないのです。そこで、必要な手段が、まさに中国での上場なのです。

 この十年来、北京・上海などを行き来して、私は他のどの外資系企業よりも中国の変化、特に中国国営・民営企業の強い戦略を、直接肌で感じてきました。もし世界のトップ企業が中国市場に積極的に進出すれば、日系企業にも大きなプレッシャーとなるでしょう。その理由は明らかです。誰もが中国内需市場の重要性を知っている中、どの様にシェアを拡大させるか、その方法が問題なのです。

 私は大前氏に手紙を書いてお礼を言うべきかもしれません。なぜなら当社の業務である外資系企業の中国上場コンサルティングをこんなにも大々的に宣伝して下さったのですから。ただ、よそから来たものは良く見えるものなので、大前研一氏の話が、私劉顧問の話より影響力が強いようです。



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